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IELTS Listeningのよくあるミスと、その背後にある落とし穴

簡潔な答え

IELTS Listening(リスニング)で失う点の大半は、英語が理解できないことではなく、繰り返される少数の落とし穴から生まれます。話し手が言い直したのに、最初の答えを書いてしまいます。選択肢が挙げられたあとで退けられます。問題の語句が、音声では言い換え(paraphrase)になっています。つづりを間違えるとIDPによれば不正解になり、語数制限を破っても同じです。それぞれを見分けられるようになれば、すでに取れていた点を守れます。

アプリの「Hear it again」は、失点のもとになった行を再生し、「Transcript」は、その行をハイライトした状態でスクリプトを開きます。

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目次

IELTS Listeningテストでは、各音声を1回だけ聞きます。失う点は、知らなかった語彙が原因であることはまれです。テストの仕組みに組み込まれた落とし穴が原因です。話し手の言うことが必ずしも答えとは限らず、書く内容は問題のルールに正確に合っていなければなりません。このガイドでは、点を失わせる落とし穴を順に見て、それぞれに作った例を挙げ、代わりに何をすべきかを示します。テスト全体の構成は、まずListeningテストの形式と問題形式のガイドをご覧ください。

IELTSは、各落とし穴がどのくらいの頻度で起きるかの数字を公表していないため、このガイドは順位づけをしていません。

この記事のポイント

  • 最初に聞こえたことを書かないでください。話し手がその点を言い終えるまで待ちます。
  • つづりと語数制限は厳しく採点されます。正しい考えでも、書き方が間違っていれば得点になりません。
  • 音声は問題を言い換えます。同じ語を探すのではなく、意味を聞き取ります。
  • 答えを聞き逃したら、先に進みます。問題は音声の順に並んでいます。

テスト自体が教えてくれること

IELTS.orgのListeningの形式のページによると、音声は1回しか聞けず、正解1問につき1点が入り、問題は音声の情報と同じ順序に並んでいます。1回しか聞けないので、聞き逃しは取り返せません。1問につき1点なので、惜しい答えは空欄と同じ点数です。順序が決まっているので、おおよその現在地はいつでも分かります。

IDPのListeningのよくあるミスについての記事は、実用的なアドバイスを加えています。先に問題を読む、どんな種類の答えが求められているかを確認する、音声は問題を言い換えると予期する、道しるべの表現(signpost words)と強勢に耳を澄ます、といったことです。以下の落とし穴は、これを土台にしています。

落とし穴1:話し手が言い直す

音声の話し手は、実際の会話と同じように、考えを変えます。最初に言われたことが答えではないことはよくあります。

作った例:部屋を予約する学生が、「I’ll come on Tuesday… no, sorry, Thursday, I’ve got a lecture on Tuesday.」と言います。埋める空欄は「Day of visit」です。最初に聞こえた曜日を書く受験者は、Tuesdayと書いて点を失います。

対処法:話し手が次に進むまで、すべての詳細は暫定のものとして扱います。「no, sorry」「actually」「I mean」「hold on」「let me check」のような訂正の目印に耳を澄ませます。必要なら最初の答えをメモしておき、訂正が来たら置き換える準備をしておきます。

落とし穴2:選択肢が挙げられ、そして退けられる

これは、多肢選択式とマッチング形式で起きる同じ問題です。音声ではすべての選択肢が言及されることがありますが、話し手が結論とするのは1つだけです。

作った例:2人の学生が、発表のトピックをどれにするかを話し合っています。1人が「We could do renewable energy, but that’s been done to death.」と言い、もう1人が「Then urban transport. It’s less crowded as a topic.」と言います。2人がどのトピックを選ぶかを尋ねる問題には3つの選択肢があり、「renewable energy」は最初に挙げられて退けられるものです。

対処法:決める前に、やり取り全体を聞きます。選択肢が外れたことを示す語には、「but」「though」「I’d rather not」「on second thoughts」などがあります。多肢選択式とマッチング形式の問題のガイドで、この落とし穴をさらに詳しく扱っています。

落とし穴3:音声が問題を言い換える

IDPは、音声には問題とは違う語や言い回しが使われるので、キーワードの類義語を考えておくよう勧めています。問題に「location」とあれば、話し手は「where it is held」と言うかもしれません。「begins」とあれば、「kicks off」と言うかもしれません。

作った例:用紙に「Opening time」とあります。話し手は「The doors open at half past nine.」と言います。「opening time」という語そのものが聞こえるのを待つ受験者は、9.30と書けません。

対処法:音声が始まる前に、問題のキーワードに下線を引き、それぞれについて、別の言い方を2つ考えておきます。そのうえで、意味を聞き取ります。

落とし穴4:つづり

IDPは「Correct spelling is essential in the Listening test. If the spelling is incorrect, then it will be marked as wrong.」(Listeningテストでは正しいつづりが不可欠で、つづりが間違っていれば不正解になる)と述べています。惜しい答えに部分点はありません。

作った例:話し手が、そのアパートは「library」の近くだと言い、受験者は「libary」と書きます。語は理解できたのに、点を失います。

対処法:曜日、月、場所、職業、よく使う名詞など、日常の場面に出てくる語を練習します。答えを書き終えるたびに確認し、最後の見直しでもう一度確認します。

落とし穴5:語数制限

IELTS.orgの形式のページには、「NO MORE THAN TWO WORDS AND/OR A NUMBER」のような語数制限が示されており、「check-in」のようなハイフンでつながれた語は1語として数えられると書かれています。IDPは、指示がONE wordで「the bus」と書くと、「bus」が正しい語であっても、不正解になると述べています。

作った例:指示がONE WORD ONLYで、話し手が「We meet outside the main entrance」と言います。「main entrance」と書くと点を失い、「entrance」なら得点できました。

対処法:音声が始まる前に、問題のグループごとに語数制限を読み、書いた答えをそれと照らして確認します。

落とし穴6:複数形と冠詞

複数形は語のつづりの違いなので、つづりの問題でもあります。IELTSは、つづりと語数制限の規則以外に、複数形について具体的なことを何も公表していません。そのため、最も安全な習慣は、完成させる文に合う形を書くことです。

作った例:メモに「Bring your own ___ for the lab」とあります。話し手は「Make sure you’ve got gloves, both of them.」と言います。受験者は「glove」と書き、メモに合いません。自分の答えを空欄に入れて、頭の中で読んでみましょう。「Bring your own glove」は間違いで、「gloves」なら正しく読めます。

冠詞も同じです。空欄の前にすでに「a」や「the」があるなら、重ねて書かないでください。ない場合は、足すと語数制限を破るかもしれません。

落とし穴7:数字と文字

数字と文字は聞き取りやすい反面、書き間違えやすいものです。15と50のような数字は似た音で、BとPのような文字は音声では近く聞こえます。

作った例:話し手が参照コードを「G, three, five, B」と言い、受験者は「G35P」と書きます。音声ははっきりしていましたが、書き取りが正確ではありませんでした。

対処法:読み上げられる数字と文字を書き取る練習をし、書いたものを確認します。IELTS.orgの語数制限の表現には「a number」が含まれているので、数字は答えの一部になりえます。私たちが使った資料のページには、IELTSが数字を算用数字で書くか語で書くかの規則を載せていません。そのため、問題の周りで使われているのと同じ形で書き、読みやすくします。

落とし穴8:答えを聞き逃したあとに、聞いている箇所を見失う

答えを1つ聞き逃し、最初のことをまだ考えているせいで、次も聞き逃します。こうして、1つの抜けが、続けて失う点になります。

IELTS.orgは、問題は音声の情報の順序に従うと述べているため、聞いている箇所はいつでも探し直せます。次の未回答の問題を見て、そのトピックに耳を澄ませます。聞き逃した答えは、もう過ぎたものです。分かるなら推測して、先に進みます。

落とし穴9:先読みをしない

IDPは、同時に読んで聞くことに苦労しないよう、聞く前に問題を読むことを勧めています。テストが各パートの前と各問題グループの前に与える時間を使って、先を見て、キーワードに下線を引き、語数制限をメモします。次のグループが始まる前に書き終えないと、その最初を聞き逃します。

落とし穴10:最後の見直しと書き写し

コンピューター版では、IDPがListeningの最後に、答えを見直すための2分間を与えています。ペーパー版IELTSがまだ実施されている場所では、答えを解答用紙に書き写す10分間もあります。IELTS.orgは2026年3月5日に、ペーパー版IELTSが2026年半ばから市場ごとに順次廃止されると発表したので、受けるテストがどの方式かを確認してください。

この時間は、聞く力とは無関係に点を失わせる2つのことに使います。つづりと語数制限です。すべての答えを、その両方と照らして確認します。答えを変えるのは、理由を指し示せるときだけにします。

失った点から学ぶ方法

落とし穴を知ることは役立ちますが、自分の落とし穴を見つける最も早い方法は、間違えた答えのもとになった音声の正確な行に戻ることです。3つの問いを立てます。話し手は言い直しましたか。答えを聞き取れたのに、書き間違えましたか。そもそも聞き取れませんでしたか。最初の2つは直せる習慣です。3つ目は聞く力の問題で、時間がかかります。

音声を1回だけ再生して練習してください。再生をやり直すと、自分が陥っていたはずの落とし穴が隠れてしまうからです。練習テストのあとは、失った点を、このガイドの見出しごとに一覧にします。大半がつづりと語数制限なら、新しい英語を学ばなくても点が取れます。あとのパートに集中しているなら、ListeningのPart 3とPart 4のガイドを読みましょう。IELTS Mentor AIのExam mode(本番モード)では音声が1回だけ再生され、「Hear it again」(もう一度聞く)と「Transcript」(文字起こし)の機能が、間違えた答えのもとになった行を示します。IELTS Listeningのスコアを上げる方法についての答えもご覧ください。

よくある質問

IELTS Listeningで、つづりを間違えた答えは不正解になりますか?

はい。IDPは、Listeningテストでは正しいつづりが不可欠で、つづりが間違っていれば不正解になると述べています。完全に理解できた語でも、書き間違えれば得点になりません。曜日、月、日常的な名詞など、よく出る語のつづりを覚えておきましょう。

指示より多い語数で書くとどうなりますか?

その答えは不正解になります。IDPが例を挙げています。指示がONE wordで「the bus」と書くと、「bus」が正しい語であっても、不正解になります。音声を聞く前に、問題のグループごとに上にある指示を読みましょう。

間違った答えで減点されますか、それとも正解にだけ点が入りますか?

IELTS.orgは、正解1問につき1点が入るとしており、間違った答えへの減点については何も述べていません。空欄は得点できないので、自信がなくても、すべての問題に最善の推測を書いてください。

答えを聞き逃して音声が先に進んだら、どうすればよいですか?

あきらめて、聞いている箇所を探し直します。IELTS.orgは、問題は音声の情報と同じ順序で並んでいると述べているので、次の答えは常に前にあり、後ろにはありません。分かるなら聞き逃した問題は推測し、目の前の問題に集中します。

最後に答えを見直せますか?

コンピューター版では、IDPがListeningの最後に、答えを見直すための2分間を与えています。ペーパー版IELTSがまだ実施されている場所では、答えを書き写す10分間があり、書き写しのミスはそれ自体が落とし穴です。その時間に、つづりと語数制限を確認してください。

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